腸内環境改善によって悪玉菌が少ない状態とは?

腸内環境の悪玉菌が少ない状態とは、
善玉菌が多く、日和見菌も体にいいことをしてくれる
健康的な体のことを言います。

もっとも理想的な腸内環境なのですが、
勘違いしてしまうのは「悪玉菌を0にするべきなのか?」ということです。

我が国日本では悪玉菌がいなくなるように、
殺菌処理を常にに心がけて綺麗すぎる国を作ってきました。

しかし、あまりにも綺麗な環境であるがゆえに、
ちょっとした弱い悪玉菌にも対応できずに
重い症状を患う子供も多くなってしまったのです。

たとえば昔にO-157という悪玉菌が発生して、
子供たちが下痢や嘔吐をうったえ、大問題になったことがありましたね。

その時に某政治家の方が、

「カイワレ大根が原因だ!」

という発言をしてしまったがゆえに、
カイワレ大根農家が風評被害を受けるという
火に油を注ぐニュースになってしまいました。

O-157は生命力の弱い弱い細菌のため、
体内に入っても常在菌に追い出されてしまうのですが、
無菌状態で育った子供たちはO-157を追い出す力がまったく無かったのです。

これは無菌状態で育てたマウスにO-157を投与した実験でも明らかで、
無菌環境で育った生き物は、病気になりやすくなるという事実があるのです。

また、悪玉菌を代表するクロストリジウム属は強い生命力があるためか、
外から侵入してきた外来菌を追い出す強い力があります。

健康的な人の体内には確かに善玉菌が多いですが、
わずかな悪玉菌がいるのも何か秘密があるようですね。

人も生き物も、たくさんいるから色々と問題を引き起こすのであって、
細菌にしても同じことが言えるのかもしれません。

腸内環境改善のための悪玉菌を減らす方法とは?

腸内環境の悪玉菌を減らす方法とは、
体内にできるだけ食べ物を常在させない方法が一番でしょう。

不溶性食物繊維や揚げ物、加工食品、肉類など、
胃酸で消化させるために時間がかかるものほとんどは、
大腸に残留しやすい食物になります。

「でも肉類って消化がいいって聞いたことがあるが?」

肉はたしかに消化がいいですが、家畜類には病気にならないように抗生物質が含まれています。

抗生物質、穀類など大量に食べれば最悪な食べ物になりますね。

しかし例外もありまして、「グラスフェッドビーフ」のように牧草だけで育てた上に抗生物質を投与しなければ、
それは最高に健康に良い食べ物にかわります。

「肉」は「肉」という食品ではなく、「その動物が食べてきたものが塊になったもの」ということです。

その動物が消化に悪いものや腐敗しやすいものばかり食べれば、
私たちの腸内環境も悪化させてしまうんですね。

日本の場合、グラスフェッドビーフが手に入りにくいことや、
「草臭くて不味い!」という意見が多いですが、
実は魚介類中心にしてしまえば、なんら問題ありません。

お近くに鮮魚市場のようなお店があれば、天然魚が安く簡単に手に入りますので、
天然の魚介類や水溶性食物繊維、フルーツを中心にした食生活を心がけてください。

これを定期(できればほぼ毎日)に続ければ胃腸内に食べ物を残留させて腐敗させることが無くなります。

また、たまには胃腸を休ませるために1日断食をしてみる。

これをやると、腸内環境の蠕動運動が活発になり排便しやすくなります。

結果として腐敗菌が体内に住むことが無くなり、
腸内環境が改善されるということです。

ただし、悪玉菌は絶対に「0」にはなりません。

というのも、悪玉菌と言われているものの中には、
ヒトの体に必要な菌も含まれているからなのです。

とりあえず体調が万全になればそこまで気にする必要はないでしょうね。

悪玉菌はなんで増えるのかな?

腸内環境には善玉菌も悪玉菌も共存しているのですが、
悪玉菌が増えると日和見菌も悪さをはじめるので、
腹痛、下痢などの病気になってしまいます。

でもなんで悪玉菌が増えるのでしょうか?

悪玉菌も善玉菌もどちらかが食べ物に最初に付着して繁殖すると、
その種類以外の細菌は繁殖しなくなります。

腐ってしまって食べれない食べ物も、発酵食品も、
原理はどちらも同じですが、なぜ他の菌が付着できないのかというと、
領土が占領されているからなんですね。

そこで体に有用な菌、善玉菌を増やせば、
善玉菌の領土を拡大していき、悪玉菌が住める場所が無くなっていくのです。

一般的にはビオフェルミン錠などの整腸剤やサプリを使う方法で問題ないのですが、
SIBOや憩室に食べ物が溜まって腐敗しているような慢性的な腹痛や下痢の場合、
なかなか治すことができません。

悪玉菌を増やさないためにどうしたら良いのか?

肉、魚、野菜、乳製品、胃腸内に長くとどまれば、
どの食品でも細菌が付着して腐敗、発酵します。

最終的に腐敗した食べ物は悪玉菌が付着してしまうのですが、
ただ例外として既に善玉菌が付着した食品に関しては、
悪玉菌が付着するまで時間がかかります。

漬物類など発酵食品は悪玉菌がいやがる善玉菌たちが宿主になっているので、
体内に入っても善玉菌いなくならない限り悪玉菌が増えることはありません。

「でも、納豆やぬか漬けでお腹痛くなったこともあるけど?」

善玉菌が含まれている食品でも、人により合う合わないはあります。

体に合わなければ返って悪玉菌を増やすだけなので、
違う食品を選んだ方が良いかもしれませんね。

「あなたの体に合った善玉菌を探そう」という人がいるのも、
そういう理由があるのです。

また、オリゴ糖も危ない。

オリゴ糖は善玉菌のエサとなりますが、
食べきれなかったオリゴ糖は残留して悪玉菌を増やしてしまいます。

野菜に含まれているオリゴ糖は微量なので、そこまで悪影響を及ぼしませんが、
オリゴ糖のドリンク剤などを毎回使っている人は要注意です。

テレビとは違う悪玉菌の常識

腸内環境で悪玉菌が増えると日和見菌も悪さを始めて、
腸内環境を悪化させてしまうということは一般的にもよく知られていますね。

でも悪玉菌はそんなに悪い菌なのでしょうか?

たとえば、胃潰瘍を起こす細菌でピロリ菌がいますが、
この細菌はウレアーゼという酵素を分泌して、
尿素を分解する作用があります。

このウレアーゼが分泌されるとアルカリ性のアンモニアを発生させるため、
胃酸を中和させることができます。

もちろん膵液(膵臓から分泌される液)で中和されてしまいますが、
この胃酸を中和する力により他の有用な細菌を腸に送り込むことができるのです。

タイ人がピロリ菌を持っている人が多いけど胃がんの発生率が低いと言われていますが、ご存じでしょうか?

仮に胃腸炎や胃がんが発生しても、それはピロリ菌のせいではなく、
その人の乱れた食生活により腸内環境が悪化してしまったことにあります。

「じゃあなぜピロリ菌は悪玉菌なのか?」

ピロリ菌以外にも悪玉菌に分類されている細菌は多くありますが、
善も悪も人により決めつけているだけにしかすぎません。

悪を見つけて、それを滅菌させる薬を販売すると、
利益を得るしくみを作っているだけです。

食生活を変えても医療ビジネスの利益にならないので、
ピロリ菌を悪に仕立てることで利益を得ているだけなのでしょう。

今、ピロリ菌を例にしてあげましたが、
他にも表皮ブドウ球菌、緑色レンサ球菌などが存在し、
外からくる外来菌の侵入を阻止しようと私たちの体で働いています。

結果として悪玉菌が増えてもそこまで悪影響は及ぼしません。

問題は乱れた食生活によるものなので、
もし下痢や便秘で悩んだ場合は悪玉菌のせいにするのではなく、
自分の食事が本当に正しいのかどうか考える必要があるのかもしれませんね。

悪玉菌ってなんでいるの?

腸内環境とは善玉菌だけで成り立っていると思われがちですが、
実は悪玉菌も重要な役割を果たしています。

悪玉菌は体内を弱酸性からアルカリ性に変えて、
食物の腐敗や臓器の炎症をさせてしまい、
ガンを進行させてしまいます。

そのため一般的には「諸悪の根源」とも言われて、

「善玉菌をたくさん増やして悪玉菌を倒して健康的な体を取り戻そう」

という意見が多く出回っています。

これは間違いではありませんが、
健康的な体を維持している人にも少なからず悪玉菌が常在しています。

悪玉菌は生命力が強く、
外から入ってくる外来菌を撃退する力を持つものもいて、
この細菌のおかげで病気になりにくいということもあるのです。

ところが、ある程度数が増えると食物の腐敗や臓器の炎症を起こし、
私たちを病気にしてしまうこともあります。

悪玉菌は動物性のたんぱく質を好み、
エサが無くなれば人の臓器を攻撃してしまうので
「諸悪の根源」と言われても仕方がないのですね。

また近年、皮膚炎や鼻炎などのアレルギーにお悩みの方が急激に増えていますが、
クロストリジウム属という悪玉菌の種類の中に、
アレルギー反応を抑制させる効果がある細菌がいるという話もあります。

抗菌、滅菌、殺菌と清潔な日本と言われながらも、
アレルギー病が増加することは、悪玉菌もなにかしら関係しているのかもしれません。


2016年3月21日 腸内環境改善によって悪玉菌が少ない状態とは? はコメントを受け付けていません。 鼻茸Q&A