腸内環境改善のための微生物が体内でバランスを崩すと病気になる?

腸内環境のバランスが崩れると病気になります。

一般的に善玉箘20%、悪玉箘10%、日和見箘とその他が70%と、
この比率を保つのが最も理想だと言われています。

「悪玉箘も必要なのか?しかも10%も?」

悪玉箘は生命力が強く、外から入ってくる細菌を追い出したり、
過剰な免疫細胞をアポトーシス(細胞を自然死させる。)させて、免疫力のバランスを保つ力があります。

実は悪玉箘も腸内環境には必要な細菌なのですが、
100年以上前にコッホという学者が、

「病気は細菌が感染して起こる。悪い菌は死滅させれば治る!」

と言いました。

当時この意見に賛同した人たちが抗生物質をたくさん作って、
人々に供給して現在にいたります。

その結果、様々な耐性菌を作り出してしまい、
さらに強い薬を作るといういたちごっこに似た悪循環が
現在の医療の形になりつつあります。

逆に当時この意見に異議ありと言ったのがペッテンコーファーという衛生学者です。

ペッテンコーファーは当時大流行したコレラをなんとかするため、
下水道を整備した学者でした。その功績により学者の中でも最高の権威をもつ重鎮になった人物でした。

小中学校の歴史の教科書ではコッホに否定的だったペッテンコーファーが、
致死量以上のコレラ菌を入れたビールを飲んでコレラが発症しないことを証明したことで有名な人ですが、
それ以上のことは多く語られていませんね。

ペッテンコーファーはコッホに対し、

「コレラは菌だけではなく劣悪な環境にも関わってくる。薬だけでは治せない。」

と言いました。

コッホのような病原菌から病気なることを「病原菌説(コンタギオン説)」、
ペッテンコーファーのような環境の良し悪しで病気になることを「環境説(ミアズマ説)」、
といい2人は会うたびに争っていました。

ところが最終的には、コッホの意見こそが一番正しいとされてしまいました。

これにはいろいろな意見がありますが、
単純に資産家や製薬会社がコッホの意見に賛同したからのでは?と言われています。

環境説だと、家や町の環境を整備しておしまいですが、
病原菌説だと、薬を売り続ければお金が入るので儲かります。

これが現在に至るということです。

2人の意見なんかどちらでも良かったのかもしれませんが、
「悪玉菌」という悪党を作った方が分かりやすかったこと、
病原菌さえ根死させることこそが最高の治療方法とした方が薬という商品を売りやすかったのかもしれません。

細菌には善も悪もありません。

ただの微生物です。

勝手に「悪」を作るから死滅させようとして耐性菌を作ったり、
アレルギーや皮膚炎、慢性病になってしまうのです。

細菌と上手く暮らす。

これこそが最高のいきかたなのかもしれません。


2016年4月8日 腸内環境改善のための微生物が体内でバランスを崩すと病気になる? はコメントを受け付けていません。 鼻茸Q&A